WINTIP.EXE Version 1.90 Copyright PSE Corp. Ken.Ando 1998-04-20 【WINTIP.EXE の目的】 Windows 95 用 設定変更:レジストリ、BOOT、VCache 情報表示:CPU/SCSI/IDE/DISPLAY/VXD/MODULE/RUN/CMOS/MBR/POWER/ERROR MediaSpeed/PCI/Opened Files/Dialog Box モニタ:IRQ/File/Registry/Communication/Time/VCache/Keyboard などのツールプログラムです。 【変更履歴】 Version 1.90 第10版 WINTIP.EXE 230,912 98-04-20 0:16 WINTIP.VXD 26,108 98-04-18 1:14 WTDLL32.DLL 17,920 98-01-14 23:50 WTDLL16.DLL 7,904 98-01-14 23:49 ADJCLK.EXE 39,424 98-01-23 2:14 ADJCLK.VXD 5,814 97-04-24 0:46 (1) Dialog Box & String Resource *.EXE や *.DLL に含まれるダイアログボックスと 文字列リソースを表示します。 (2) Keyboard モニター キーボードから入力されるキーコードを表示します。 (3) Wintip のホームページへのリンクボタンを追加しました。 (4) CPU 判別に PentiumII / IDT C6 / AMD K6 の判定を追加しました。 実際の CPU を所有していないので結果は、100% 正しいとは保証で きません。あしからず。 (5) VxD リスト/ Currently Opend Files のリストビュー表示にソート 機能を追加しました。各項目のボタンを押すとその項目でソートされ ます。 (6) Main Menu の左下に 3 個分のアイコンが表示されていませんが バグではありません。まだ何を追加するか未定なので空きになって いるだけです。 Version 1.80 第9版 WINTIP.EXE 217,600 98-02-03 23:46 WINTIP.VXD 24,640 98-01-31 0:58 WTDLL32.DLL 17,920 98-01-14 23:50 WTDLL16.DLL 7,904 98-01-14 23:49 ADJCLK.EXE 39,424 98-01-23 2:14 ADJCLK.VXD 5,814 97-04-24 0:46 (1) Currently Opened Files 情報 現在システムでオープンされているファイルをリストします。 (VFATが管理するファイルのみです。このため CD-ROM や ネットワーク上のファイルはリストアップされません。) (2) PCI 情報 PCIバスの現在のデバイス情報をリストします。 32Bit PCI デバイスのみリストされます。初期の頃の PCIデバイスは、考慮していません。 (3) VCache情報 SYSTEM.INI で定義する VCache の maxfilecache と minfilecache の値の変更と、現在システムがそれらの値を どう受け取っているのか、また現在の VCache のサイズをモニタ します。このパラメータの詳細は、後述してあります。 (4) MODULE 情報に 16bit モジュールの情報を追加しました。 (5) レジストリモニタの内部処理を修正しました。 (ウイルスバスタが起動されていると、永遠に制御が戻って来ない と言う問題を回避しました。) (6) メディアスピードの測定ダイアログを変更しました。 (7) 機能とは無関係ですが、いくつかのアイコンを変更しました。 (8) CPU速度計測のためのルーチンを変更し、EXE サイズを縮小しま した。 (9) V86 コールのために VxD でちょっとむちゃな事をやっていたの をすなおに Thunk 経由にして安全性を高めました。このため Thunk モジュールとして WTDLL32.DLL と WTDLL16.DLL が追加 されました。 (10) ADJCLK をこの版から同梱しました。 (11) 機種判定で PC/AT 機なのに誤って NEC PC9800 シリーズと判定 してしまう部分の修正を行いました。 (12) IDE 情報に ATA/ATAPI4 仕様の部分を追加しました。 Version 1.70 第8版 WINTIP.EXE 243,712 97-10-05 15:29 WINTIP.VXD 28,224 97-10-05 11:57 (1) VxD のリスト内容を変更 (2) レジストリモニタに SetValueEx での値書き込みの監視を追加 (3) メディアスピード計測 FAT12/16 のファイルデバイスのアクセス速度を計測します。 (4) Time 計測 PC/AT 互換機のリアルタイムクロックとシステムクロックの誤差 システム起動からの経過時刻、簡易ストップウオッチ機能 誤差補正を行いたい場合は、ADJCLK を使用してください。 (5) 通信モニタは、16進ダンプ部を廃止、文字のみの表示に変更 (6) Windows 98 対応 Version 1.60 第7版 WINTIP.EXE 220,672 97-06-13 0:20 WINTIP.VXD 26,176 97-06-13 0:17 (1) Communication Access モニタ に致命的な問題があったので その対策を行いました。 現象: Ver 1.50 Communication Access Monitor 起動中に ISDN や ケーブル接続で高速に多量のデータが転送され ると、システムがハング、異常終了、リセットなどが発生 していました。その対策を行いました。 追加: Communication Access モニタは、その仕組み上、多量の データがいっきに転送されると、メモリ不足で一部のデータ を取りこぼしてしまいます。取りこぼしが発生した場合は リストボックス内に 'Sorry,WINTIP.VXD buffer overflow!..' と表示されるとともに行カンタにも 'Overflow!' と表示され ます。目安としては、いっきに 200KB を超えると取りこぼし の可能性が大きくなります。なお取りこぼしは、単に WINTIP の内部の問題であり、Windows 95 が I/O を行っているデータ が失われるという意味ではありません。単に一定期間メモリ 不足でモニタできないだけです。なお、Windows の List Box の制約のため最大でも 32000行程度しかモニタできません。 すこしでも多くのデータをモニタ可能にするため、Read/Write されるデータを 16バイト単位ではなく50バイト単位に拡大して あります、一度の Read/Write が 50バイトを超えると次の行へ 残り部分が表示されます。 Version 1.50 第6版 WINTIP.EXE 220,160 97-06-10 2:15 WINTIP.VXD 25,152 97-06-10 2:17 (1) Communication モニタ (2) POWER 情報 (3) ERROR 情報 (4) CMOS 情報 (5) MBR(Master Boot Record) 情報 (6) 主なダイアログサイズを可変化 Version 1.40 第5版 WINTIP.EXE 177,664 97-05-23 0:40 WINTIP.VXD 15,419 97-05-22 23:13 (1) 多重起動回避処理のトラブルで WINTIP.EXE が起動できない 問題を修正. (2) IRQ/REG/FILE 関係のダイアログを開いたまま、Windows を終了 しようとすると、ブルースクリーンが発生する問題を修正 (3) REG/FILE に履歴時刻を追加 Version 1.30 第4版 WINTIP.EXE 175,104 97-03-15 22:29 WINTIP.VXD 14,907 97-03-15 0:35 (1) IRQ Monitor (2) VxD List (3) Module List (4) File Access Monitor (5) Registry Access Monitor (6) RUN Information Version 1.20 第3版 WINTIP.EXE 144,896 97-02-14 15:35 WINTIP.VXD 5,179 97-02-14 13:56 (1) IDE Drive の情報表示を追加 (2) SCSI Drive の情報表示を追加 Version 1.10 第2版 WINTIP.EXE 114,688 96-12-28 21:20 (1) CPU 検査の精度向上/パフォーマンス値の計測 Pentium Pro でハングしていた問題を修正 Cyrix CPU のクロック補正(実験してません) (2) BOOT のスピンボタンが表示されないトラブル対策 (3) TIPS の項目追加 Version 1.00 初版 1996-12-14 【動作環境】 Windows 95専用 (CPU/DISPLAY/IDE/IRQ/Time/PCI/CMOS/MBR に関しては、 計測ロジックが PC/AT の機能を使用しているため NEC PC98系では使用できません。) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ また WINTIP 自体を NEC PC98系で使用した事もないので PC98系で動作するかどうかも 不明です。 【WINTIP.EXE の使用方法】 WINTIP19.LZH を解凍し、Windows 95 から起動してください。 - Ver 1.90 -------------------------------------------------------------------- (1.9 - 1) Dialog Box & String VC++ などで EXE/DLLをオープンするとそれらのモジュールに含まれる ダイアログや文字列のリソースを見る事ができますが、その簡易版です。 VC++ の場合は、対象モジュールをファイルとしてオープンしてリソース 部分のデータを直接解釈していますが、Wintip の場合は、簡易的に それらの EXE/DLL を Loadlibray して半実行状態にしてダイアログや 文字列を抜き出しています。このため対象となる EXE/DLL は、インポート される関連モジュールも含めてロード可能な状態でなくてはなりません。 (1.9 - 2) Keyboard モニター このダイアログ表示中は、キー入力されたデータはすべて Wintip にのみ 処理されて一切 Windows のシステムへは渡されません。これは、Ctrl+ALT+Del などの特殊なキー入力も含まれます。このためこの機能を使用する場合は、 必ずマウスが使用できる状態で行ってください。そうでないとこのダイアログ から永遠にぬけられません。 Keyboard ID は、キーボードに対してキーボード ID をリクエストします。 このボタンを押すと 2 バイトのキーボード ID が画面にエコーバックされます なお キーボード ID は、PC/AT に固有な I/O ポートを操作しているため、 NEC PC9800 シリーズ上では機能しないはずですし、どのような障害が発生する か不明なためこのボタンは、PC/AT ユーザのみ使用してください。 - Ver 1.80 -------------------------------------------------------------------- (1.8 - 1) VCache モニタ SYSTEM.INI の [VCache] セクションで指定されている値と VCACHE.VXD が その値をどう受け取っているのか、また現在の VCache の使用メモリサイズ および、空き物理メモリ量をモニタします。 Windows 95 の VCACHE が使用するメモリを指定することは、SYSTEM.INI に [VCache] minfilecache=nnnnnnnn maxfilecache=mmmmmmmm CacheBufRRT=???????? nnnnnnn,mmmmmmmm は、どちらも 1K バイト単位のメモリ量 で指定可能になっています。 VCACHE のメモリ量の指定は、Windows for workgroup 3.11 では、 コントロールパネルから指定可能だったようですが、Windows 95 では、その機能が削除されているため、ユーザは、SYSTEM.INI ファイルを直接エディタで編集しなくてはなりません。 VCACHE のパラメータの存在自体は、比較的よく知られている事実 ですが実際の所、この指定値を VCACHEがどのように解釈している のかは、あまり知られていません。指定した値がどのように解釈され ているのがを以下の模擬コードで示します。(Windows95 および Windows 95 OSR2での動作です。Windows 98 では多少変更されるか も知れません。) VxD の初期化シーケンス SYS_CRITICAL_INIT で SYSTEM.INI に記述 された3つのパラメータを読み込みます。'minfilecache' と 'maxfilecache' と'CacheBufRRT'の 3 つです。パラメータが未定義 の場合は、デフォルトとして 0 と解釈されます。 この時点では、 minfilecache,maxfilecache はどちらも 1K バイト単位です。 'CacheBufRRT' は、VCACHE の内部動作に影響すると思われますが 用途不明です。 次の VxD の初期化シーケンス DEVICE_INIT でパラメータを調整しま す。詳細は、模擬コードを見ていただくとして。システムのパフォー マンスに影響するのは、maxfilecache の値です。もし VCACHE が システムのメモリを食いつぶすとプログラムが実行に必要な実メモリ が不足して SWAP が多発するようになってしまいます。maxfilecache が指定されていない場合は、システムのメモリ- 384ページまで成長 する可能性があります。逆に言うとシステム側には、最悪 384 ページ (384*4096=1,572,864バイト) しか残されないと言う事になってしま います。システムに残す実メモリ量を直接指定する事は、できないの で VCACHE が使用するメモリ量を maxfilecache で制限する事でシス テム側に実メモリを残すことが可能です。 static int maxfilecache,minfilecache,CacheBufRRT,lockablepages, currentcache; SYS_CRITICAL_INIT() { minfilecache=GetDecimalInt("VCache","minfilecache",0); maxfilecache=GetDecimalInt("VCache","maxfilecache",0); CacheBufRRT=GetDecimalInt("VCache","CacheBufRRT",0); return; } DEVICE_INIT() { lockablepages=_GetFreePagesCount(); // 実メモリのページ数 - α maxfilecache=(maxfilecache+3)>>2; // 4K bytes 単位のページ数 minfilecache=(minfilecache+3)>>2; // 4K bytes 単位のページ数 if (minfilecache==0) { if (lockablepages < 1280) minfilecache=(lockablepages/10)>>2; // 1/40 が最小値 else minfilecache=(lockablepages/6)>>2; // 1/24 が最小値 } lockablepages = lockablepages - 384; //最悪システム側は 384ページのみ if (lockablepages < 8) lockablepages=8; if (minfilecache >lockablepages) minfilecache=lockablepages; if (minfilecache < 8) minfilecache=8; if (maxfilecachelockablepages) maxfilecache=lockablepages; if (maxfilecache>=204800) maxfilecache=204800; if (maxfilecache 64) currentcache=minfilecache; if ((maxfilecache - 1024) <= currentcache) currentcache =maxfilecache; if (maxfilecache < currentcache) currentcache = maxfilecache; if (currentcache > 2304) currentcache = 2304; ....... currentcache を初期量としてアロケート(最低 64ページ、最大 2304ページ) ....... if (minfilecache < 16) minfilecache = 16; //最小は、16ページ(64K バイト) ....... CacheBufRRT の操作、(詳細不明) ....... return; } ここに記述した、VCache の解説あるいは模擬コードの部分のみを第三者が 引用する事を許可します。これは、現在まで、VCache に関して正しく解説 されていない文献が多いからです。なお引用する場合は引用元をはっきりと 明記してください。 - Ver 1.70 -------------------------------------------------------------------- (1.7 - 1) メディアスピード計測 FAT12/16 のファイルデバイスのアクセス速度を計測します。 OSR2 の FAT32 デバイスは計測できません。 また CD-ROM/ネットワークなど 非FAT デバイスの計測もできません。 サンプルデータは、検査に使用するデータ量です。 位置は、そのメディアのどの部分を検査するかです。メディアに よっては、先頭部分と終端部分で速度がかなり違います。 この検査では、Windows 95 のドライバ/VCache のオーバーヘッドが あるため、本当のハードウエアの速度よりパフォーマンスは低く レポートされます。 (1.7 - 2) Time 計測 PC/AT 互換機のリアルタイムクロックとシステムクロックの誤差 システム起動からの経過時刻、簡易ストップウオッチ機能 誤差補正を行いたい場合は、ADJCLK を使用してください。 - Ver 1.60 -------------------------------------------------------------------- Com? の Bug Fix のみ - Ver 1.50 -------------------------------------------------------------------- (1.5 - 1) Com? シリアル/パラレルなどの通信デバイスをモニタできます。DOS プロ グラムの通信データはモニタできません。Windows API 経由の通信のみモニタ 可能です。まだ作ったばかりなので何かバグがあるかもしれない。(^_^;) (1.5 - 2) POWER 情報,APM API 情報を表示します。あまりたいした事は、わからない です。5秒間隔で表示は更新されます。 (1.5 - 3) ERROR 情報,Windows 95 で発生するエラーの一覧です。 (A) デバイスマネージャのエラーコード コントロールパネル/システム/デバイスマネージャで黄色の 「!」や赤の「X」が表示されているデバイスのプロパティの 「情報」の「デバイスの情報」の所に表示される (Code ??) の値に対応しています。 (B) CPU例外 Windows が アプリケーションやドライバのエラーを検出 した場合に例外 xx として表示される値に対応しています。 (C) System Error # アプリケーションが Windows API をコールした時にエラー が発生するとそのエラーコードが返されますが、アプリケー ションによっては、そのエラー番号をそのまま表示するだけで 何のエラーなのかわからない場合があります。そのような場合 にそのエラー番号を入力し「Enter」ボタンを押すとその意味 を表示します。16進数値を入力する場合は、数値の前に 0x を 付けて入力してください。 (1.5 - 4) CMOS 情報 PC/ATの CMOS データをダンプします。最近は、各メーカー固有の領域が 多いのであまり意味はないかも。 (1.5 - 5) MBR(Master Boot Record) 情報 PC/AT の INT 13h デバイスのマスターブートレコードのブートコードと パーティションテーブルをダンプします。 (1.5 - 6) リストボックス系のダイアログのサイズ変更を可能にしてあります。 - Ver 1.40 -------------------------------------------------------------------- (1.4 - 1) WINTIP を起動しようとすると起動できないトラブルが発生することがあり ます。その原因には、以下の 2 つです。 (A) WINTIP を ロングファイル名を含むディレクトリの下に展開してある 場合に、「WINTIP.VXD のロードに失敗した」と表示され WINTIP を実行 できません。 (B) Exploerer などで各フォルダを開いていったときに WINTIP と言う フォルダウインドウが開いていると、WINTIP は、自分が既に起動済み だと思って、起動しない。 Ver 1.40 では、この問題を修正してあります。 (1.4 - 2) WINTIP を起動し、さらに IRQ/REG/FILE のどれかのダイアログウインドウ を開いたまま、Windows 95 を終了しようとすると、システムが異常終了 したり、ブルースクリーンのエラーが発生します。Ver 1.40 ではこの問題 を修正しました。 (1.4 - 3) REG/FILE アクセスモニター中に履歴される内容の先頭にそのデータを履歴 した時刻を追加しました。多量のデータを履歴した場合にどこからどこまで が一連の処理なのか、ある程度の目安になるのではと思います。 - Ver 1.30 -------------------------------------------------------------------- (1.3 - 1) IRQ をモニターできます。IRQ 0-15 が発生するとその回数を画面に表示し ます。システムがどんな時に IRQ を発行しているのかをみる事ができます まー、ただそれだけ。(DOS/V系専用です。) (1.3 - 2) システムにロードされている全 VxD のリストを表示します。ただデバイス 名だけだと何なのか解らないので、主なドライバで目的のわかっているもの は、コメントを付けてあります。必ずシステムにロードされているにもかか わらず、目的が不明なドライバもあります。VDEFやMSMINI などがそうです。 これらのドライバの目的は、公開されていないようです。また、各メーカー /ソフト固有のドライバがたくさん存在するのでもしかすると、同じ名前の デバイス名で異なった目的のドライバが存在するかもしれませんのでコメン トは参考程度と考えてください。 VER は、その VxD のバージョン情報です ID は、その VxD が、アプリケーションと通信するための ID です。この ID は、Windows 3.0/3.1 時代のものなので現在は Dynamic VxD が主流な のであまり意味を持たないかもしれません。ちなみにこの値は、作成者が 勝手に決める事はできません。Microsoft社に申請して番号をもらうように なっています。 (1.3 - 3) システムにロードされているモジュールのリストを表示します。リストは、 モジュール(プロセス) か プロセス(モジュール)のどちらかの順で表示でき ます。(Win32のスナップショットを使用してリストしているので、全部のモ ジュールが表示されるわけではありません。) (1.3 - 4) File? ファイルアクセスモニター、このウインドウを表示した状態で、何 かアプリケーションを起動すると、そのアプリケーションがアクセスした主 なファイル情報をリストします。なお、ファイルアクセスモニターウインド ウが開かれる前にシステムが既に オープンしていたファイルに関する情報 は、表示されません。表示内容は、プロセス名、ファンクション、結果、 ファイル名です。Close 時には、そのファイルに対して行った全 READ/WRITE のバイト数を表示しますが、同じ場所を複数回アクセスするような場合には 、このサイズは、実際のファイルサイズを超える場合もあります。 ご注意:WinTipは、ファイルアクセスを監視するために一時的に Windows 95 のファイルシステムをフックしています。終了時にはそのフックは、解除さ れますが、他のソフトウエアが WinTip がフックした状態をさらにフックす る事があると、システムは正常に終了する事ができなくなります。このよう なソフトウエアの例としては、Windows版のウイルスチェッカーなどが該当 します。これらのソフトウエアと共に使用する場合には、終了時に一番最後 に起動したものから順に終了させてください。 ( A -> B -> C と起動したなら C -> B -> A の順に終了させると言う事に なります。) 一時的にデータ収集を停止させたい場合は、ウインドウの右下の「Enable」 のボタンを押して、「Disable」の状態にしてください。 (1.3 - 5) Reg? レジストリアクセスモニター、このウインドウを表示した状態で、何 かアプリケーションを起動すると、そのアプリケーションがアクセスした主 なレジスト情報をリストします。表示内容は、プロセス名、ファンクション 、結果、レジストリ内容です。モニターされるのは、レジストリの Open/ Query/Enumです。書き込みや削除は、モニターしていません。小さなプログ ラムを起動するだけでも、Windows95 の元では多数のレジストリアクセスが 発生します、このためレジストリモニターには多量のデータが表示されます が、この件数が、32765件を越えると越えた部分のデータは収集されません これは、Windows95 のリストボックスの制約です。この制限は、ファイル アクセスモニターでも同様です。 一時的にデータ収集を停止させたい場合は、ウインドウの右下の「Enable」 のボタンを押して、「Disable」の状態にしてください。 レジストリキーの先頭に (?) が表示される場合があります。これは、 レジストリモニター起動前に既にオープンされているキーを示しています. それらのキーやサブキーを指定して更にキーがオープンされた場合などに キーの先頭が、(?) の表示となります。 (1.3 - 6) RUN Windows95 起動時に自動的に起動されるモジュールを表示します. ここにリストされるモジュールは、直接的に Windows 95 もしくは Explorer によって起動されるモジュールです。 変更点:IDE のアクセスエラーの回避策を入れたつもりです。少なくとも今の所問題は 発生しないようです。またこの修正に伴い、フォーカスを失っても回転数を 常に検出する事が可能になるようにしました。回転数検出は、ドライブによっ ては、インデックスパルスが細いためうまくソフト計測できないために数値が 変動する場合があります。 - Ver 1.20 -------------------------------------------------------------------- (1.2 - 1) IDE Drive の情報表示を追加 IDE ドライブの回転数検出は、ドライブの種類によっては機能しないものが あります。インデックスパルスをサポートしているドライブのみ表示されま す。IDE ドライブの情報表示中に対象ドライブにシステムがアクセスすると エラーを発生する事があります。原因はわかっているのですが回避する手段 がありませんご容赦ください。 PIO Mode/Single-DMA Mode/Multi-DMA Mode の表示内容は[n(x,y,z)]のよう に表示されます。n は、デフォルトあるいはアクティブなモードです。括弧 内(x,y,z)はサポートされているモードです。 RPM に毎分の回転数が、表示 されます。この値はソフトウエアで計測したものなので多少の誤差が含まれ ます。(DOS/V系専用です。) (1.2 - 2) SCSI Drive の情報表示を追加 IDE CD-ROM ドライブは、IDE ドライブとして表示されさらに ATAPI SCSI ドライブとしても表示されます。 参考文献: The SCSI Bus and IDE Interface. 著者:Friedhelm Schmidt 翻訳:J.Micael Schultz 出版社:ADDSON-WESLEY ISBN 0-201-42284 値段不明 THE INDISPENSABLE PC HARDWARE BOOK SECOND EDITION 著者:Hans-Peter Messmer 出版社:ADDSON-WESLEY ISBN 0-201-87697-3 US$ 39.95 - Ver 1.00/1.10 --------------------------------------------------------------- TIPS(1)スタートメニューの速度 解説:Windows 95 のタスクバーの「スタート」のメニューをマウスで操作 する時に表示に遅延時間があります。WINTIP でその遅延を 0 に する事で、メニューがテキパキ動作するようになります。 (2)ショートカットの矢印 解説:Windows 95 のデスクトップ上にショートカットキーのアイコンを 配置すると、そのアイコンの左下に小さな白の矢印がショートカット の印として表示されます。この矢印のためにアイコンが見づらいと 思われる方は、ここで設定を変更する事で矢印を消去する事ができ ます。 (3)フォルダ表示 解説:画面にフォルダを表示している時にそのフォルダ内の内容が変化した 時に標準では、「表示」/「最新情報に更新」を選択しないと表示 内容が更新されませんが、この設定を変更する事で自動的に表示内容 が更新されるようになります。 (4)BMP アイコン表示 解説:エクスプローラでフォルダを表示するとその中のファイルがリスト されます。*.EXE や *.DLL などのファイルでアイコンイメージを 持つファイルは、そのアイコンで表示されます。*.BMP ファイルの 場合、標準の設定では、BMP の形式を示す、単一のアイコンで表示 されるため、*.BMP ファイルの実際の内容は、そのファイルを開いて みないと確認する事ができません。ここの設定を変更する事で *.BMP ファイルをアイコン状態で確認できるようになります。ただしこの 機能を有効にすると、フォルダを表示する時に *.BMP ファイルの 内容を読みにいくのでフォルダの表示に時間がかかります。 (5)ウインドウアニメーション 解説:Windows95 でプログラムを起動すると、そのプログラムのウインドウ が画面に表示されます。そのウインドウの右上に最大化/最小化ボタン が使用可能場合、そのボタンをクリックすると、Windows 95 は、ウイ ンドウが伸び縮みするようなアニメーションを行いながらそのウイン ドウのサイズを変更します。この機能が一部のコンピュータではシス テムの負荷になる場合があります。そのような場合にこの機能を OFF にする事でウインドウアニメーションを行わないように設定する事が 可能です。 (6)登録名 解説:マイコンピュータからフォルダなどを表示し、そのフォルダの「ヘルプ」 の「バージョン情報(A)」を選択すると、Windows 95 がライセンスされて いるユーザ名と組織名が表示されます。この名前は、Windows95 をイン ストールしたときに入力したかプリンストールの場合は、メーカーが 適当に決めた名称になっているはずです。この名前を簡単に変更する 事が可能です。 (7)SETUP パス名 解説:Windows95 のシステムドライバなどの変更を行うと Windows 95 の CD- ROM を要求してきますが、そのドライブ名は、Windows 95 をインストー ルした時のドライブ名です。その後に IDE ドライブなどをシステムに 追加した場合、CD-ROM のドライブ名が変更になっても SETUP が使用 する CD-ROM のドライブ名は、連動していないため、Windows 95 の CD-ROM を使用するたびにドライブ名を入力する必要があります。 このような場合に「SETUP パス名」を変更して使用する CD-ROM のドラ イブ名とパス名を設定してください。 (8)キャッシュファイルの削除 解説:Windows95 は、使用するフォントをキャッシュファイルに保存し 次回起動時にそのファイルからフォントデータをロードする事で ひんぱんに使用するフォントの表示速度の改善を行っていますが 何等かの原因でそのフォントキャッシュファイルが壊れるとその フォントファイルをいったん削除しないとフォントが正しく表示 されないという問題があります。もしシステムのフォントの一部 が表示されない、残骸のような文字が表示されるなどの障害が発生 した場合は、ttfcache ファイルの削除を試してみてください。 いったん削除すると Windows 95 は、ttfcache ファイルをあらた に作成しなおします。 ttfcache ファイルと同じように、Windows 95 は、アイコンファイル をキャッシュファイルに記録しています。同様にこのファイルに障害 が発生すると、特定のアイコンが正常に表示されなくなります。 その場合は、iconcache ファイルを削除してみてください。 いったん削除すると Windows 95 は、iconcache ファイルをあらた に作成しなおします。(ファイル名は正式には Shelliconcache です) BOOT 解説:Windows 95 のブートの設定を簡単に変更可能にしてあります。 (一部表示されないオプションがありますが、それらは危険な オプションなので省略しました。) CPU 解説:システムの CPU の種別/Memory速度を検査します。 ver 1.00 と計測ロジック、計測内容を変更しました。 [Memory R/W x/y] x=Memoryリード時間,y=Memoryライト時間 (ns/dword) [L2Cache R/W x/y] x=L2Cacheリード時間,y=L2Cacheライト時間(ns/dword) その平均アクセス速度を ns / dword (ナノ秒/4バイト) で表示します。この数値が小 さいほど高性能です。WinTip は 32K 以上で 1MB 以下の L2 キャッシュが 常に存在するつもりで計測しています。システムに L2 キャッシュ(レベル2 キャッシュ)が存在しない場合は、計測値は、メモリのリード/ライトの計測 値とほぼ同じになるはずです。 [Vit.Memory x/y MB] 仮想メモリ(スワップ)のfree/totalサイズ [Phy.Memory x/y MB] 物理メモリのfree/total サイズ CPU&MEMORY Index の計測を追加しました。 検査用の負荷ルーチンの実行時間を計測しています。この結果は絶対的なもの ではありません。使用する負荷ルーチンの考え方により何をもって CPU のパ フォーマンスと考えるかはいろいろです.例えば、車の性能を評価するのに、 最高速度、加速性能、コーナリングなどが考えられますが、その全体評価を 絶対的な尺度で示すのは、困難です。これと同様に Computer の場合も負荷 ルーチンの考え方によって違った評価結果になります。Wintip 1.10 で採用 した負荷ルーチンは、以下のようなものです。(この負荷ルーチンは主に コア性能より MEMORY の性能差に主眼をおいたベンチマークです。) 横 2MB - 1024 、縦 2MB -1024 の正方形を考えます。左下から右上に対角線 をひきます。乱数ダーツの矢をこの正方形に向けて投げます。当たった所が 対角線より下なら再度ダーツを投げます。この方法でダーツを2本なげます。 確率 1/2 で 2本のダーツの X 座標のメモリ間で 1KB のメモリを転送し、 確率 1/2 で 2本のダーツのメモリ 2Kのバイトチェックサムを計算します。 つまり参照と書き込みが、3:1 の比率となります。以上の処理を 50000回く り返します。結果は、CPU&MEMORY speed index として表示されます。 この処理に要する時間を計測し、1000秒の間にその処理が何回実行できるか 計算したのが index 値となります。またその index値をクロックで割った値 を(x/MHz)として表示します。エンジンで言うと index値は、馬力で (x/MHz) は、排気量あたりの発生馬力と言う事になります。 この index が大きければ大きいほどシステムのパフォーマンスは高い事を示 しています。ただシステムの総合性能は、これだけではなく実際のアプリケ ーションでは、Windows 95 のビデオ性能やハードディスク性能、実装メモリ 量などに大きく依存しています。 L2 キャッシュが存在する場合、そのサイズによりヒット率は以下になります: 2MB = ヒット率 100% 1MB = ヒット率 75% = 1 - (1/2)*(1/2) 512K = ヒット率 43% = 1 - (3/4)*(3/4) 256K = ヒット率 23% = 1 - (7/8)*(7/8) 128K = ヒット率 12% = 1 - (15/16)*(15/16) 80386/Cyrix に関しては、実験していないので変な数値が表示されるかもしれ ません。他のタスクが動作していると誤差が大きくります。終了可能なプロ グラムは、すべて終了させた状態で計測してください。 また、計測中は、キーやマウスをさわらないでください。計測中にたまたま システムの割り込みで負荷の大きいものが発生すると計測結果が異常になり ます、その場合は再度計測してみてください。 参考として近所のショップに展示したあったコンピュータでの計測結果です。 L2/RAMのサイズや種別などが不明なため機種名は、書きません: CPU&MEMORY speed index MemorySpeed(ns/dword) WindowsMemory(Free/Total) (A社 Pentium Pro 200MHz)--- さすがに Pro だけに早い事は早い.------------ [1492 (7.45/MHz) ] [Memory R/W 22/17 ] [Vit.Memory 1451/1466 MB] [Clock 200MHz ] [L2Cache R/W 5/9 ] [Phy.Memory 3/32 MB ] (B社 Pentium 200MHz)---------------------------------------------------- [1146 (5.76/MHz) ] [Memory R/W 25/45 ] [Vit.Memory 1395/1407 MB] [Clock 200MHz ] [L2Cache R/W 13/45 ] [Phy.Memory 4/32 MB ] (C社 Pentium 166MHz)----------------------------------------------------- [1090 (6.58/MHz) ] [Memory R/W 26/45 ] [Vit.Memory 930/946 MB ] [Clock 166MHz ] [L2Cache R/W 12/45 ] [Phy.Memory 3/16 MB ] (D社 Pentium 200MHz)----------------------------------------------------- [1347 (6.76/MHz) ] [Memory R/W 19/45 ] [Vit.Memory 1817/1831 MB] [Clock 200MHz ] [L2Cache R/W 13/45 ] [Phy.Memory 6/32 MB ] (E社 Pentium 200MHz)----------------------------------------------------- [1161 (5.83/MHz) ] [Memory R/W 25/46 ] [Vit.Memory 1727/1745 MB] [Clock 200MHz ] [L2Cache R/W 13/46 ] [Phy.Memory 2/32 MB ] (F社 Pentium 150MHz)----------------------------------------------------- [772 (5.15/MHz) ] [Memory R/W 42/84 ] [Vit.Memory 1149/1181 MB] [Clock 150MHz ] [L2Cache R/W 13/83 ] [Phy.Memory 2/15 MB ] (G社 Pentium 133MHz)----------------------------------------------------- [412 (3.10/MHz) ] [Memory R/W 63/228 ] [Vit.Memory 1008/1027 MB] [Clock 133MHz ] [L2Cache R/W 61/227 ] [Phy.Memory 2/13 MB ] (H社 Pentium 133MHz)----------------------------------------------------- [1026 (7.74/MHz) ] [Memory R/W 31/46 ] [Vit.Memory 82/82 MB ] [Clock 133MHz ] [L2Cache R/W 12/46 ] [Phy.Memory 11/32 MB ] (J社 AM5x86 133MHz)------------------------------------------------------ [427 (3.21/MHz) ] [Memory R/W 111/93 ] [Vit.Memory 238/256 MB ] [Clock 133MHz ] [L2Cache R/W 61/93 ] [Phy.Memory 2/15 MB ] ------------------------------------------------------------------------- DISPLAY 解説:DISPLAY が発生している、垂直/水平周波数を計測します。 VGA 互換の VIDEO の場合にのみ計測可能です。 MGA/MATROX の VIDEO CHIP などでは、計測できません。 【その他、使用・再配布について】 このプログラムは、フリーウエアです。以下の使用条件をまもる事を前提に だれでも自由に使用する事を許可します。 (1) このプログラムおよびドキュメントファイル WINTIP.EXE,WINTIP.VXD,WINTIP.TXT,WTDLL32.DLL,WTDLL16.DLL ADJCLK.EXE,ADJCLK.VXD,ADJCLK.TXT を一切変更してはなりません。 (2) このプログラムを第三者へ提供する場合、(1) の条件をまもれば 再配布を許可します。 (3) このプログラムを使用した事により発生した損害等に関して作成者は 一切の責任を持ちません。 (4) ネットワーク、製品、雑誌等へ添付する場合も自由です。 (作者の許可を得る必要はありませんが、面倒でなければ「xxxに 掲載するよ」とメールをください。) (5) 基本的に作者は、このソフトウエアをアップデードする義務を負い ませんが、何か問題があればメールをください。アップデートする かもしれません。 【連絡先】 安藤健四郎 NIFTY-Serve QFG02543@niftyserve.or.jp PSE-NET kando@pse.co.jp HomePage http://www.pse.co.jp/KANDO/kentop.htm